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夏の子どもの皮膚トラブルは

こんにちは、清原です。

7月に入り、今年も折り返し点を過ぎました。早いなあ。

さて、当院は最近、子どもの患者さんが増えてきて嬉しいです。子どもは本当にキラキラしてて、パワーをたくさんもらえます。癒しです💖

夏に子どもに多い皮膚トラブルですが「汗でかゆくなる」→「かきむしって感染する」が多いです。

汗に含まれる塩分やアンモニアは肌を刺激し、かゆみを引き起こします。これが汗かぶれ・あせもにつながります。暑いと汗をかきますし、完全に止めることはできません。お子さんが汗をかいたら早めにシャワーするか、濡れタオルで優しく拭いてあげるかを行ってくださいね。

それでもおいつかなくて、以下のような感染症を引き起こすことがあります。

★とびひ(伝染性膿痂疹)

ブドウ球菌やレンサ球菌などの細菌によって起こる感染症です。水ぶくれやびらんで皮膚がただれたようになります。治療は清潔にシャワー浴をすることと、抗生物質の飲み薬と塗り薬になります。

★水いぼ(伝染性軟属腫)

小さな傷口や毛穴からウイルスが侵入して、小さないぼが発生します。半年~3年以内で自然治癒すると考えられています。治療としては専用のピンセットでの摘除ですが、痛みがありますので、麻酔のシールを貼ってから摘除することもあります。

そして感染症以外で悪化しやすい疾患には

★アトピー性皮膚炎

汗を大量にかく夏場はかゆみが強くなり、掻くことで症状を悪化させてしまうことがあります。また、紫外線も非常に強いため、皮脂がダメージを受けて免疫機能が低下します。皮膚を清潔にすること、保湿剤やステロイド外用など、スキンケアを続けることが大切です。かゆみに対しては冷やすのも効果的です。

★虫刺され

アウトドアの機会も増える夏は、虫刺されの機会も増えるでしょう。お子さんは虫刺されに対して炎症反応が起こりやすく、きつく腫れる方もいます。刺されたら早めに外用剤を塗布し、冷やすなどして掻かないようにしてください。悪化してきたら皮膚科受診をお願いします。

お子さんにはたくさん外遊びして、いろいろな経験をしてほしいですよね。お子さんには皮膚トラブルや、あとは怪我もつきものです。もし皮膚トラブルや怪我がありましたら、気軽に受診してくださいね。

 

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