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アトピー性皮膚炎のプロアクティブ療法とは

こんにちは、清原です。

アトピー性皮膚炎の治療目標は

① 症状がない状態、あるいはあっても日常生活に支障がなく、薬物療法もあまり必要としない状態
② 軽い症状はあっても、急に悪化することはなく、悪化してもそれが続かない状態

となっております。

良くなったり悪くなったりを繰り返しやすい病気ですが、良い状態に早くもっていきたい。そしてそれをできるだけ維持したい。それが我々皮膚科医の願いです。

最近の外用の主流は、プロアクティブ療法となっております。

プロアクティブ(proactive)療法は,再燃を繰り返す皮疹に対して,急性期の治療によって寛解導入した後に,保湿外用薬によるスキンケアに加え,ステロイド外用薬やタクロリムス外用薬を間歇的に(週2回など)塗布し,寛解状態を維持する治療法です。

【プロアクティブ療法のポイント】

まずは寛解導入を確実に行います。寛解のためには、適切な用法・用量の抗炎症外用薬を塗布することが重要です。
寛解導入後、寛解を維持できる頻度で、塗布回数を減らしながら塗布を継続します。抗炎症外用薬を減らしている期間には、皮膚バリア機能と水分保持のために保湿剤を使用してください。
プロアクティブ療法で、抗炎症外用薬を最小限に使用し、最大の効果を得るためには、悪化因子の対策を継続することが大切です。

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イラストは日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎治療ガイドラインからです。青い⇩が、ステロイド外用薬はタクロリムス軟膏などを塗る日となります。はじめのうちは毎日塗り、症状に応じてだんだん減らしていきます。

「いつまで、どこに、どの薬を塗るか」は、適宜ご相談・ご説明していきますので、ご安心ください。

プロアクティブ療法は、軽快・悪化を繰り返さないために生み出された治療方法です。ダイエットや筋トレと同じで、軽快後のよい状態を保つのはとても大切です。継続した治療を続けていただければと思います。

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