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2025.04.22 顔の治りにくい「湿疹みたいなもの」は、日光角化症かもしれません。
こんにちは、清原です。
ご高齢の患者さんからの「顔の一部が赤くて、薬を塗っても治らなくて、これは何でしょうか。」というご相談がたまにあります。
それは、日光角化症かもしれません。
※画像はお借りしています。
日光角化症は、紫外線を浴びやすい部位に生じる紅斑局面で、鱗屑(皮めくれ)や痂皮(かさぶた)を伴うことがあります。湿疹みたいに見えますが、湿疹ではなく前癌状態です(癌でははく、癌の手前)。
湿疹と紛らわしい時は、ステロイド外用剤を塗って1~2週間ほどで再診します。そして治らない時は生検して組織の検査をして、診断をつけています。もし日光角化症と診断したら、塗り薬(ベセルナクリーム)で治療することが多いです。
顔などの紫外線を浴びる部位の治りにくい湿疹や、湿疹みたいだけどちょっと違うかな?と思う症状があれば、ぜひご相談くださいね。