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抗真菌剤・ケトコナゾールの特徴は

こんにちは、清原です。

抗真菌剤シリーズ?3回目で、今日はケトコナゾールのお話です。

ケトコナゾール(ニゾラール)は、白癬(足、股などの水虫)、皮膚カンジダ症(指間びらん、間擦疹など)、癜風などの真菌症のほかに、脂漏性皮膚炎に保険適応があるのが特徴です。

脂漏性皮膚炎とは、頭皮やおでこ・鼻・耳といった皮脂の分泌が多い部位に好発する、フケを伴う赤みや痒みを伴う皮膚炎のことで、皮膚科では比較的多くの患者さんが来られる疾患です。

脂漏性皮膚炎の発生には、マラセチア菌が関係していると言われています。マラセチア菌は真菌の一種で、常在菌、つまりどこにでもいる菌です。そしてマラセチア菌は皮脂を栄養素にしています。そのため何らかの理由で皮脂が増えてしまうと、マラセチア菌が増殖し、皮脂に含まれる「トリグリセリド」を分解して「遊離脂肪酸」を多く発生させます。この遊離脂肪酸が皮膚に刺激を与え、フケや赤みなどの症状を引き起こすのです。

皮脂が増える理由としては、生活習慣の乱れ(寝不足、ストレス過多、偏った食生活)、ビタミンB群の不足などが指摘されています。また、体質もあります。私の場合、ちょっと疲れてる時に、耳がかゆくなり、かさついたりします。食事もちゃんとしてて、ビタミンB群も摂っていて、寝込むほどの疲れではなくても脂漏性皮膚炎になるので、そういう時は「疲れてるサインだな」と思って、気を付けてゆっくりするようにしています。

フケ、かゆみでお困りの方、生活習慣やストレス、食事のバランスに気を付けつつ、薬での治療もできます。

軽い時はケトコナゾール、中等症から重症の時はステロイド外用を使うことが多いです。ご相談くださいね。

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