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2025.04.02 今年度65歳になられる方は、帯状疱疹予防ワクチンを。
こんにちは、清原です。
4月1日から、帯状疱疹予防ワクチンの定期接種が始まりました。
対象になる方は「当該年度に65歳になる方」つまり、今年度に65歳になる方です。
当てはまる方は、接種をおすすめいたします。
帯状疱疹は、紅斑と小水疱が体の一部に出る疾患で、痛みを伴います。そして最近帯状疱疹の患者さんが増えてきています。
増えている理由は、「水ぼうそうのお子さんが減ったから」です。
なんで水ぼうそうが減ると帯状疱疹が増えるんでしょうか?
それは、同じ「水痘・帯状疱疹ウイルス」による疾患だからです。帯状疱疹は、昔水ぼうそうにかかったことにある人の体の中に潜んでいるウイルス(治ってからも体の中にウイルスが潜んでいます!)が再活性化して発症します。
水ぼうそうが流行ると、水ぼうそうの患者さんの水疱内や飛沫に含まれるウイルスに対して周囲にいる大人の「免疫発動システム」が働き、ウイルスに対する抗体産生や免疫の働きが強くなります。これを「ブースター効果」と言います。ふだんからウイルスに触れる機会が少なからずあると、そのウイルスに対して強くなるんです。体ってすごいですね。コロナが流行しだしたころは命にかかわるほど悪化する人が多かったのは、未知のウイルスに対しての「ブースター効果」を、誰も持ってなかったからなんです。
特に保育園や幼稚園の先生はブースター効果が強く働き、帯状疱疹にかかる人はほとんどいないと言われています。
しかし最近は水ぼうそうのワクチンの接種率が増え、水ぼうそうにかからない幼小児が増えてきました。その結果、水ぼうそうは減りましたが帯状疱疹が増えてきています。そこで今度は、帯状疱疹ワクチンを積極的に接種し、帯状疱疹を減らそうという方針が打ち出されました。
帯状疱疹にかかった方のうち一部の方は、帯状疱疹後神経痛というやっかいな後遺症に悩まされることになります。これは小水疱が治ってからも、痛みが長く続く状態のことです。帯状疱疹も帯状疱疹後神経痛も予防するために、帯状疱疹ワクチンが役立ちます。
「でも私、もう65歳以上なんです」そういう方は、経過措置として今後5年間は当該年度に70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方は定期接種の対象となります。今年度(令和7年度)は101歳以上も対象となります。
当院では、帯状疱疹ワクチン定期接種の協力機関です。予約制です。接種の希望日の3日前までに、診察時間内にお電話くださね。
ワクチンの種類は2種類ありますし価格も違いますので、確認してください。当ホームページの診療案内のワクチンの項目にも載っていますので、ご参照ください。
なお、過去に帯状疱疹にかかったことがある方も、接種可能です。かかってすぐではなく、1年くらい開けてください。
また、過去に帯状疱疹ワクチンの接種をした方も接種可能ですが、ワクチンの予防効果が持続していると考えられる方は対象外となります(医師の判断になります)。
よろしくお願いいたします。
