ニキビ・吹き出物は「尋常性ざ瘡」という皮膚疾患です。毛包(毛の根元にある袋状の部分)や皮脂腺が炎症を起こしている状態で、好発部位は顔や胸、背中などです。
①過剰な皮脂の分泌⇒②毛穴の出口が角化してつまる⇒③ニキビ菌の繁殖
という流れになります。
炎症がさらに進むと、広がった毛穴の壁が破れて炎症は周囲にまで広がり、ウミを持つようになります。膿疱性ざ瘡と呼びます。
悪化するとニキビ痕が残ってしまうことがありますので、早く治療しましょう。
ニキビ・吹き出物の治療
20数年前は飲み薬、塗り薬くらいで、あまりどこのクリニックでも治療に大差はありませんでしたが、最近はいろいろな治療法が増えてきました。
① 飲み薬
抗生物質、皮脂の分泌をコントロールするビタミンB2・B6、漢方薬が処方されることがあります。
② 塗り薬
菌の繁殖を抑える薬、毛穴のつまりを改善する薬などが処方されます。症状によって、組み合わせて使うこともあります。
このほかにも自費診療での治療も行っています。自費診療の項目をご覧ください。