過酸化ベンゾイルってなあに?

こんにちは、清原です。

今日はニキビの治療薬、過酸化ベンゾイルについてのお話です。

もともとニキビ治療では殺菌のために抗生物質が使われていましたが、抗生物質には長く使用し続けると「耐性菌」(抗生物質が効かない菌)が生まれることがあるというデメリットがあります。過酸化ベンゾイルは、その作用機序から、長く使っても耐性菌が生まれないようできています。このため、抗生物質より長期的に、また、くりかえし使用することができるというメリットがあります。

過酸化ベンゾイルの薬理作用ですが、フリーラジカルが尋常性ざ瘡(ニキビ)の原因となるアクネ菌やブドウ球菌など細菌の膜構造やDNA・代謝などを阻害し「抗菌」作用をあらわします。一方、抗生物質は微生物を「殺菌」します。これが過酸化ベンゾイルと抗生物質との違いです。

また、肌の一番表面にある角質をはがれやすくするピーリング作用があります。ニキビは、毛穴の周囲にある角質が厚くなり、それが毛穴をふさいでつまることで起こります。過酸化ベンゾイルの働きで厚くなった角質が取り除かれると、毛穴がつまりにくくなり、中にたまった菌や皮脂などが外に排出されやすくなります。ただし副作用として、乾燥、ひりひり感が出ることがあります。特に塗り始めに多くみられます。この副作用はだんだん和らいでくることが多いですが、1週間以上続けて改善しない場合は、使用を中止してお知らせくださいね。

現在、過酸化ベンゾイルが使われている外用薬は3種類あります。

ベピオゲル(過酸化ベンゾイルのみ)、

デュアック配合ゲル(抗菌薬クリンダマイシンとの合剤)、

エピデュオゲル(毛穴のつまりを解消させるアダパレンとの合剤)、

が、あります。

つまり、ディフェリンゲル(アダパレン)+ベピオゲル=エピデュオゲル

ダラシンTゲル(クリンダマイシン)+ベピオゲル=デュアック配合ゲル

となります。(画像はお借りしています)

それぞれ特徴がありますので、皮膚科で説明をお聞きの上、処方してもらってくださいね。

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