帯状疱疹後神経痛の治療について。

こんばんは、清原です。

帯状疱疹後神経痛は、帯状疱疹の皮疹が治癒した後も残る神経因性の疼痛のことです。長期にわたり悩まれる方もおられます。神経痛が長引かないようにするためには、まずは帯状疱疹の治療を早めに開始すること、冷やさないようにすることと、痛みがある方は無理に我慢せず、痛みを抑える薬をきちんと飲むことです。無理に我慢する方が、神経痛が残りやすいと言われています。特に高齢者の方は若い方と比べて神経痛が残りやすく、注意が必要です。

帯状疱疹後神経痛の治療に用いられる内服薬はトラムセット(オピオイド鎮痛剤)、ノイロトロピン(解熱鎮痛消炎剤)、桂枝加朮附湯(漢方薬)、トリプタノール(抗うつ薬)などがあり、いずれも保険適応があります。

トラムセットはよく効きますが、むかつきなどが出やすいためむかつき止めを併用します。

ノイロトロピンは初期の帯状疱疹から使用できます。静注もあります。静注の場合、直接血管内に入るので効き目が早いです。ご家庭で続けるには内服薬があります。

漢方薬も初期の帯状疱疹から使用でき、抗ウイルス薬(アメナリーフなど)と併用できます。

トリプタノールは抗うつ薬ですが、うつに対する効果と違う機序で神経痛に効果があると言われています。抗コリン作用がありますので、閉塞隅角緑内障の方や前立腺肥大症の方は禁忌です。

よく使われる内服薬は以上です。

どの薬剤を使うかは症状によって異なりますので、ご相談くださいね。

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