ミトコンドリアは体内のエネルギー工場です

こんにちは、清原です。

今回は、オートファジーの回で触れたミトコンドリアのお話です。

細胞小器官の1つで、ATPというエネルギーを産生している器官です。

高校の生物の教科書の細胞の模式図では、カプセルのような形で、細胞内に1個か2個書かれていましたよね。

ところが、本当は糸のような形をしていて動き回り、ひとつの細胞になんと数百個から数千個存在しています。

驚きですね。

ミトコンドリアは何を使ってエネルギー産生をしていると思いますか?

それは、食事によって得られる栄養素と、酸素を使ってエネルギーを産生しています。

こう聞くと、食事ってやはりとても大事なものだと分かります。

焚火をすると炭ができるように、ミトコンドリアがエネルギーを産生する際も副産物が発生します。それが活性酸素です。

活性酸素には、強い酸化作用があります。

酸化はしみ、しわなどの老化を促進させますが、それだけでなく癌、糖尿病や脂質異常症、動脈硬化などの生活習慣病の原因にもなります。

ミトコンドリアがエネルギーを作る際に、どうしても活性酸素ができてしまうのですが、その量が少ないと、私たちの体が持っている「抗酸化作用」によって、活性酸素を抑制させることができます。

しかしミトコンドリアが少なくなったり、衰えたりすると、活性酸素がたくさん漏れ出してしまい、制御できなくなるんです。それが、病気につながっていくんですね。

でもミトコンドリアは増やせるの?元気にできるの?

続きはまた次回に。。

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