ビタミンAの働き。

こんにちは、清原です。

今日はビタミンAの働きについてです。

ビタミンAは、油に溶けやすい性質を持つ脂溶性ビタミンの1つです。皮膚や粘膜を健康な状態に保つ働きをします。

多く含まれる食品は、豚レバー、鶏レバー、ウナギ、バター、鶏卵、牛乳、チーズなどの動物性食品です。

体内に入ったビタミンAは脂肪とともに小腸から吸収されると、ほとんどは肝臓に蓄えられ、そのほかは血液によって心臓や肺、腎臓など、各組織に運ばれていきます。

植物性食品に多く含まれているビタミンAは、その前駆体である「プロビタミンA」となります。体内でビタミンAが不足すると、プロビタミンAからビタミンAが作られます。プロビタミンAのうち、βカロテンが最も効率良くビタミンAに変換されます。

プロビタミンAを多く含む食品は野菜です。特に100g当たり600μg以上のβカロテンを含む野菜を緑黄色野菜と呼びます。ホウレン草、ニンジン、西洋カボチャ、春菊、ブロッコリーなどです。ニンジンは皮に近い部分に多く含まれるので、できるだけ皮ごと食べましょう。

当院で取り扱っていますトレチノイン軟膏は、ビタミンAであるレチノールの誘導体で、ビタミンAより50~100倍の生理活性があります。

塗り始めは赤みが出ることがありますが、これは肌にビタミンAが不足している肌に起こりやすい「レチノイド反応」です。塗り始めて2週間ほどで落ち着きますが。普段ビタミンAを含む食品をあまり摂っていない方(ダイエット目的で肉類を控えている方など)は、きちんと食事で摂ってから塗り始めた方がいいですよ😊。ビタミンAは体内の様々な臓器で必要なので、普段から意識して摂ってくださいね。

京都丸太町/皮膚科・外科 早川医院

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